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空と窓「BANDA PLANETARIO」レポート2008年6月4日 from 溜池山王店
5月24日夜、溜池山王店「空と窓」にて、
「BANDA PLANETARIO」のライブが開催されました! 27Fよりの眺めが楽しめる溜池山王店。 夕日から夜景へと刻一刻移り変わっていく眺望と 溜池山王店シェフが腕によりをかけてご用意した大皿料理とともに お客様に音楽を楽しんでいただきました。 以下よりライブの様子をご覧いただけます。 また、こちらより音楽データをダウンロードいただくことが出来ます。 ![]() ■夕暮れのなかのオープニング。 ![]() ■当日は立見にも関わらず60人を超える盛況ぶり。 演奏が始まる頃の夕暮れの景色が、曲の進行とともに夜景へと移り変わります。 ![]() ■夜景を背負っての演奏は、かなりの盛り上がりを見せました。 演奏終了後は、熱気冷めやらぬままバンドメンバーを囲んだ打ち上げ会へ。 BANDA PLANETARIO 青木和義(葡萄畑):Mandolin,Mandola 吉井功(Yoshimba):Acoustic Guitar 小山りえ(Juniper Cruise):Violin 戸田吉則(low groove):Acoustic Bass マンドリン担当、 青木和義さんからバンドの紹介文をいただきました。 『音の響き、音の記憶』 モーツァルト生誕の地として有名なオーストリアのザルツブルグ市の東に、ハルシュタットという小さな町がある。アルプスの麓のハルシュタット湖畔に、美しく静かな佇まいを見せる観光名所である。 『世界の湖岸でもっとも美しい街並』と評され、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の撮影にも使用されているので、地名は知らなくても絵葉書や映画などで風景だけは知っている人は、意外と数多いのではないかと思う。 ところで、このハルシュタットという地名は、ケルト語の「ハル=塩」と「シュタット=場所」から由来しているそうで、つまり「塩の街」ということである。 事実、ハルシュタットでは、紀元前6世紀ごろから岩塩の採掘がおこなわれており、明らかにこれが地名の由来であろう。 オーストリアとケルトとは、意外な結びつきに思えるが、それはケルト=アイルランド=スコットランドという固定イメージが強すぎるからだろう。 実は、ケルト系とよばれる人々は、中央アジアからヨーロッパに渡来したインド・ヨーロッパ語族とケルト語派の民族のことを指す。 その後バルカン半島へと進出を果たすが、様々な民族紛争により圧迫を受け、スペイン・西フランスへと大移動することを余儀なくされる。 一方、ブリテン島へ進出していたケルト系の人々も、ローマ帝国やイングランドの圧迫を非常に強く受けたが、皮肉なことに民族としての自立意識や文化の確立意識が、逆に強まることとなってしまった。 圧政、収奪、略奪、同化政策といった苦境の中にあっても、逆にますます文化は純化していき、事実ヨーロッパ各地では、ケルト文化から派生した音楽・文学・美術・技術などが広く深く継承され、伝播していったのである。 紀元前1200年から紀元前450年にかけて、ハンガリーからフランス中心にかけての中央ヨーロッパに栄えた鉄器文明を、ハルシュタット文化と総称するそうだが、オーストリアの片隅のこんな小さな町でも、正にこのようにケルト文化は継承され息づいているのだ。実に素晴らしい!! ところで、私たちバンダ・プラネタリオは、結成当初、ケルトの音楽が色濃く反映しているブルーグラス、マウンテン・ミュージック、アイリッシュ・トラッドなどに、強くインスパイアされた音楽への憧憬からスタートした。 しかし、リハーサルを重ねるごとに、私たちの憧憬が大きく変化し始めた。 これが、まさに“ハルシュタット”効果というものなのだろうか。 ちなみに、私たちは4人編成で、ヴァイオリン、マンドリン、アコースティック・ギター、アコースティック・ベースからなる弦楽四重奏スタイル。しかも、マイクなどの電気増幅機材を全く使用しない“完全生”な演奏スタイルを基本としている。 “完全生”ということは、大きい音が出ないとか楽器同士に音量差がありアンサンブルが極端に難しいなどなど・・・・もの凄く圧政?を強いられるものである。 がしかし、これが逆に、より響きを純化させる努力に転化していったのであった。 音楽性そのものも、“アメリカン・ルーツ・ミュージックを源流とするポップ・ミュージック”という大仰なコンセプトを超越して、もっと大らかで且つ木目細かいアプローチへと転換していくこととなった。 たとえば、源流のさらに源流まで遡ってしまったり、小さな国の小さな村のリズムに拘ってみたりというように、まさにケルト民族集団の流浪の足跡を追うが如くである。 民族音楽があり、それに強く影響されたクラシック音楽があり、さらにそれら二つに強く影響を受けたジャズ音楽があり、(影響されているくせに)それらに影響されたことを微塵も感じさせないポップ音楽がある。 バンダ・プラネタリオ(略してバンプラ)の音楽は、あまりに細分化された状態でいろいろな影響を受けているため、逆に影響が単純化して、非常に分かりやすいポップ音楽になっていることに気づいてもらえるのではと思う。 それはきっと『懐かしい響きの音楽だな〜。でも新しい響きの音楽だな〜。』ということ。 長く生きている人が、この音楽を聴いて憶い出せる風景は、学校の音楽室かも知れないし、故郷の古い家の縁側かも知れない。 まだ親から離れたばかりの人だったら、近未来のコンサート・ホールのことを想像するのかも知れないし、修学旅行で訪れたバンコクの寺院のことを憶いだすのかも知れない。 ということは、ケルト民族は中央アジアからスタートしたのだから、今現在、東南アジアのバンコクに憶いがあるのだったら、世界一周したことになるのかな・・・・。 サンプル曲を以下よりダウンロード出来ます。 BANDA PLANETARIO NAMAQUALAND (MPG形式、4.7MB) ※曲はZIP形式にて圧縮されております。 ※当楽曲はBANDA PLANETARIOの提供によるものです。著作権はBANDA PLANETARIOにあります。無断配布、編集しての再配布はご遠慮くださいませ。 BANDA PLANETARIOについて より詳細なページをこちらよりご覧いただけます。 (外部のページへのリンクになります) 今後の開催予定など当ライブに関するお問い合わせは こちらのフォームよりお願いいたします。 |
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